修繕に関する用語集
か行


改修(かいしゅう)
劣化した建築物などの性能、機能を初期の水準以上に改善する事。 

階段(直階段・折れ階段)
階段は、建築基準法に建物の用途と規模や階数に応じて各種寸法や階段の数について
定められている。小規模な建物の場合は直通階段で良いが、マンションなど人が多く
集まる建物の場合は、避難階段としなければならないことが多い。
階段の形式のうち「直階段」は、「鉄砲階段」とか「行ってこい階段」ともいい、
上階と真直ぐ連絡するもので、「折れ階段」は、途中で直角か180度折れ曲がる形式
である。 

笠木(かさぎ)
もともと鳥居の最上部に渡した横架材のことであったが、現在では塀・手摺・パラ
ペットなどの頂部の横架材または仕上げ材を指す。
マンションなどでは、屋上のパラペット頂部や手摺腰壁頂部などを金属やタイル・
モルタルなどで仕上げている。 

壁式構造(かべしきこうぞう)
「壁構造」ともいう。低層建物によく用いられ、鉄筋コンクリート構造の一種で、柱
や梁に相当する部分が壁厚に吸収されるよう構造解析した工法である。したがって、
この構造の場合は規模や壁量に制限があって、コンクリートで構成された部分はすべ
て構造上耐力壁であることが多い。また、これとは少し構造解析が異なる壁式ラーメ
ン構造もある。 

外構(がいこう)
敷地内の建物および建物の付属物以外の、植栽・路面舗装・路面駐車場・自転車置場
・案内サイン・公園・擁壁など屋外施設の全体を一言で言う場合を指す。 

架台(かだい)
屋上などで設備機器を設置するとき、直接防水した床面に設置すると防水層を痛める
ことになることから、あらかじめ基礎土台を造り、その上に機器を設置することが一
般的である。その基礎の部分の支持台のことである。 

給(吸)気孔(口)(きゅうきこう)
戸外の新鮮空気を、室内に取り入れるために設けた開口穴のことである。
「給気」は穴が空いているだけの状態で空気が通ることを意味し、「吸気」は空気を
機械的に吸い込む状態を意味する。また「孔」は、小さい穴を意味し「口」は四角い
か比較的大きい開口を意味する。
マンションなどの火気使用室(台所のような裸火を使用するところ)は、燃焼による
酸欠防止のため新鮮空気の取り入れが義務づけされている。 

キューピクル(設備)
鋼函の中にコンパクトに納めた受変電設備 

共用廊下(きょうようろうか)
建物の利用者や不特定多数の通行を目的とした廊下であり、自由に利用通行できる。
また建築基準法では避難誘導通路であり、建物の用途や規模に応じて有効幅の規定が
定められている。当然避難障害になる物品や機器など設置できない部分である。
マンションなどの区分所有建物では、法定共用部分とされている部分で、維持保全の
対象となる部分である。 

クーリングタワー(設備)
空調用の冷却水を大気と熱交換し循環させる冷却塔。 

グリーストラップ(設備)
油脂が排水管を塞ぐのを防止するための油溜り。 

グレーチング
排水溝の蓋に使用されているもので、格子状の金属製のものが一般的である。
上部に重量物が移動しても耐久性の高いものから、室内で使用する軽量タイプまでい
ろいろな種類がある。 

蹴込板(けこみいた)
階段の段部の名称である。踏板と踏板をつなぐ縦方向の部材を指す。
マンションなどの階段では、蹴込部分を斜めに仕上げていることが多く、外部階段で
は蹴込がない場合もある。この部分の鉛直高さを「蹴上(けあげ)」と呼んでいる。 

ゲート弁(設備)
管内の流体の遮断に用いる仕切り弁。 

欠損(けっそん)
剥落をはじめ、モルタルの欠け脱落等をいう。 

玄関ホール
マンションなどの建物では、各住戸の戸別の玄関とは別に、その建物から出入する共
用通路の一部でやや広めに取った共用空間である。
一般に、集合郵便受や掲示板、管理員事務受付など併設されている。階段やエレベー
ターも隣接して付属していることも多い。 

高架(高置)水槽(こうかすいそう)
受水槽に貯溜された水をポンプを使って建物の一番高い屋上に汲上げ、重力式の給水方
式で各住戸に配給するための水槽である。建物の屋上ばかりでなく、規模の大きな団
地などでは、別に給水塔を建て、配給している場合もあるが、同様の方式である。 

更新(こうしん)
劣化した部材・部品や機器などを新しいものに取り替える事。 

勾配屋根(こうばいやね)
一般の戸建て住宅に多く見られる傾斜がある屋根のことである。
焼瓦や成形化粧瓦、金属板などの屋根葺材で仕上げることが普通で、マンションでも用
いられている。また、勾配の取り方や形でいろいろな形式がある。(片流れ・切り妻
・寄せ棟・入母屋・マンサード・方形など) 

戸境壁(こざかいかべ)
住戸と住戸の間にある、通常はコンクリートなどで造られた耐火構造の共用部分とさ
れている壁である。配管や配線など、一切貫通することはできない。
マンションのような区分所有建物の場合、住戸とその他の部分とは耐火構造の区画を
することになっている。建築基準法の上でも、通常は耐火性能のほか遮音性能も要求
されている壁である。 

コッター
プレキャストコンクリート製の部材に設けられた接続用のくぼみ 
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